頴原研究室 |歴史系
- 建築学コース18 千葉大学
- 2020年7月21日
- 読了時間: 3分
今年度は頴原先生はサバティカル研修でご不在だったため、研究室募集はありませんでしたが、次年度からまた開講されるそうです。こちらには昨年度のブログの再掲ですが、参考にしてみてください!
みなさん初めまして。B4の柳沢です。頴原先生のことは建築史や保全の授業で知っているかもしれませんが、頴原研は歴史系の研究室です。
現在B4が4人、M1が2人の計6人で活動しています。毎週水曜日にゼミを行っています。
まずは頴原研の主な活動を紹介します。
・文献精読
・行徳の調査
・浦安の銭湯の調査
文献精読は毎週一冊の本をとりあげ、全員で通読した後にその内容について議論をするという活動です。

(メモをとりながら読みます)
今年は建築だけでなく都市にまで内容が及び、幅広い議論ができました。
議論をする際、基本的に頴原先生は口をださず、自分たちで議論を組み立てていくのですが、これがなかなか難しく、この方向であっているのかという不安と闘いながらも、頑張って自分の意見を紡いでいきます。
先生はよくこのことを「サバイバル」と呼びますが、文献精読を経験したことで議論を組み立てるための論理的な考え方が身についたような気がします。また、より深い理解ができるようになり、難解なイメージの本でもあまり抵抗なく読むことができるようになりました。
さらに今年から、千葉の行徳という町の調査を研究室で取り組んでいます。
行徳は古い街道と町家、寺社が残っている街です。

(実際に街を歩くことでいろいろな気づきがありました。)
始まったばかりの活動なのでまだ手探りの状態なのですが、文献精読で読んだ「東京の空間人類学」や「見えかくれする都市」を参考に、都市の分析を行っています。今後は建物の実測や提案なども行う予定です。
また、浦安の旧宇田川家住宅の隣にある銭湯の実測を行いました。
旧大塚家の実測はみなさん経験していると思いますが、実測するのは久しぶりだったので新鮮でした。ただ眺めるだけでなく、じっくり測っていくことが建築を深く理解する近道だと思います。
今後は実測で作成した図面をもとに、どう活用していくかの提案をしていく予定です。

(非常に味のある建物でした)
こういった活動のほか、Docomomoのイベントやアメニティ2000の活動に参加したり、DIYで家具をリメイクしたり、コンペに出したりと様々な活動があります。
頴原先生は学生の自主性をとても大事にしておられるので、どの活動でも私たちと話し合いながら、一緒に考えて方向性を決定していきます。先生の専門は保全や歴史ですが、その領域にとどまらず、学生の興味関心にあわせて考えてくださいます。
・建築や都市について議論したい。
・建築や都市の歴史や保全、活用に興味がある。
・理論やリサーチからじっくり設計、論文を考えてみたい。
・自主的にいろいろな活動をしてみたい。
みたいな人には頴原研が最適かもしれません。もし興味があればぜひ研究室を訪れてみてください。

研究室の場所:自然科学系総合研究棟Ⅰ 6F
文責:柳沢
頴原研究室の皆さんありがとうございました!
これで研究室紹介は終わりになります!
後輩や外部の方は参考にしてみて
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