<建築構法>加戸研究室
- 建築学コース18 千葉大学
- 2021年9月6日
- 読了時間: 3分
加戸研究室では、加戸先生指導の下、「建築に関してコンピューターを積極的に使用す る」という方針で研究しています。 研究範囲は大きく分けると、アルゴリズミックデザインやデジタルアーカイブ、BIM: Building Information Modeling など三次元モデリングに関連するテーマと、人工知能(深 層学習)や画像処理、AR: Augmented Reality など情報分野の技術を建築に活用しようと いう情報技術寄りのテーマがあります。基本的にコンピューターを使用して行うことは何 でもやっています。 最近では多くのゼネコンなどが BIM、最近では人工知能の適用に力を入れ始めています が、加戸研究室でもこの潮流にのって研究を進めています。 具体的な活動内容としては、 週に一度のゼミに参加し、先輩の研究内容を聞いて理解を深めること。また、それを踏ま えた上で、自分の研究と研究室全体としての研究を進めることです。 それと並行して、現在は、意匠設計向けの三次元 CAD である ArchiCAD と GDL の使い 方、アルゴリズミックデザインを始めとした複雑なデザイン向けの三次元 CAD である Rhinoceros の使い方を学んでいます。ArchiCAD ではそのオブジェクト記述言語である GDL、Rhinoceros ではビジュアルプログラミング環境である Grasshopper を重点的に学 んでいる点が特徴になるかと思います。聞いたことがないかたもいると思いますが、簡単 にいうと、プログラミングで建築をつくろうというものです。 例えば、Rhinoceros では Grasshopper を用いながら次のような三次元モデルを作成する方 法を学んでいます。

物理演算により膜の挙動をシミュレーションして得たシェル構造

立体トラス

麻葉文様をマッピングしたシェル
プログラミングを行うことで、このように複雑な曲面を作れたり、より建築に近付かせる ための立体トラスのようなディテールを加えたりすることができます。 このように三次元モデリングソフトだけでは作ることが困難なものも、プログラミングの 力を借りることによって、可能になったり、より効率的になったりします。
また、形を作る以外にも、日照条件や荷重を加えた計算も Grasshopper によって可能にな ります。

日照条件を加えた形状の最適化

荷重を掛けた際の変形シミュレーション 「パソコンが得意な人が入る研究室」と思ってしまう方もいると思いますが、私も研究室 に入る 3 ヶ月前までは何もできませんでした。 建築とコンピューターに「興味がある人が入る研究室」として身構えずにいらしてみてく ださい! 人数が少ないため、先生や先輩方との距離が近く、アットホームな雰囲気も加戸研究室の 良いところの 1 つです! 少しでも興味を持ったという方は、3 年後期の「建築情報処理」という授業を履修してく ださい。 この授業では、C 言語を学ことができ、加戸研究室に入るために必要になりますし、入っ た後に役立つこともあります!

研究室の場所:工学部 10 号棟 117 室(暫定) Web ページ:現在準備中 文責:前田
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加戸研の皆さんありがとうございました!
研究室紹介は以上になります。
お付き合いくださりありがとうございました!
(´-`).。oO引き続きブログ更新予定です。次回の投稿をお楽しみに。
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