<構造系>林研究室
- 建築学コース18 千葉大学
- 2021年7月20日
- 読了時間: 2分
こんにちは、地震災害工学研究室です。
今年からスタートした研究室で、学部4年生3人が所属しています。 私たちの研究室では地震に抵抗できる建物を建てるため、 ・建物の鉄筋コンクリート基礎(地面より下の杭部材など) ・スマートフォンを使った建物の損傷のモニタリング という 2 つの視点から現在研究を行っています。 建物の基礎の研究に関して、具体的には、 TDAP という解析ソフトを用いて、杭部材の曲げ、せん断破壊に関する応答解析を行っています。 つまり、鉄筋コンクリートの杭に、どれくらいの力をかけたらどのように壊れるのかということ をパソコンのソフトを使って考えています。 杭基礎の構造は外から見えないため損傷が分かりづらいですが、損傷に気づかずに使い続けた場 合、重大な被害につながる恐れがあるため、重要な研究と言えます。

巨大地震における 鉄筋コンクリート杭の破壊実験と数値解析 鉄筋コンクリート杭の被害
建物の損傷をモニタリングする研究では、スマートフォンの専用アプリを使って地震波を診断 することで、一般の人でも建物の損傷度合いをスマホを使って確認することができるようにな ることを目指しています。スマートフォンには元々加速度計が搭載されているため、このよう なことが可能となります。 建物に設置される本格的な震度計は一台 100 万円ほどと、とても高価ですが、広く普及してい るスマートフォンを使うことで、低コストで、かつ大量の情報を収集することを目標としてい ます。

ゼミは研究分野ごとに分かれて、それぞれが先生と予定を合わせながら週1回のペースで行って います。
わからないところがあれば、林先生がとても丁寧に教えてくださいます。 今年はコロナでできていませんが、将来的には実際に自分たちで実験を行い、今行っている数値 解析と実験の値の照らし合わせなどもできればいいなと考えています。
研究室を選ぶ際の参考に少しでもなれば幸いです。 最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
学生室の場所:工学部 10 号棟2階 208 号室
文責:佐々木
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
林研の皆さんありがとうございました!
明日は伊藤研です!お楽しみに^^
Comments